やまびこ福祉会を支える会総会が開催されました(^^)

[ やまびこ福祉会 ] 2014.09.04

やまびこ福祉会を支える会第13回総会を2014年6月8日(日)熊本県身体障害者福祉センターにて開催しました。

出席者約60名が集まりました。

前半は講演会。西章男氏(ルーテル学院大学講師・法人理事)集い笑いの大切さ~ストレングスの活用~をお話していただき、「笑い」ながら学びました。総会では、法人より報告と計画をお伝えし、利用者の皆さんやそのご家族からあらゆる声をくみ取り、皆で支えあうことを確認しました。

仲間の主張コーナーでは、
「皆と一緒に働くことが一番の楽しみです!」(GH事業)、「昼夜逆転してた生活が戻り、働き帰ってからの晩酌が楽しみで、もっと稼いで彼女を作りたい!」(ゴースロー)、「サークルができて皆と休みの日に出かけられる楽しみができて嬉しい、仕事も頑張ってモテたいです!」(やまびこ)
3事業の利用者は一同で集まり顔をあわせる機会でもあり、所属が違うのでお互いのことが分かります!
今年も皆さんの支えがあって、暮らしの場、働く場、居場所が充実していきますので、どうぞよろしくお願いします。

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☆支える会高林会長

やまびこ福祉会を支える会の総会にご出席の皆様、こんにちは、会長の高林です。本日は、仕事の都合で出席できずにすみません。代わりに書面にて、ごあいさついたします。

やまびこ福祉会のゴースロー、やまびこ作業所は、利用者の皆さん、職員の皆さんが力をあわせて、日々、仕事に交流、運動にと、忙しくも充実した活動を展開されています。私は、このところ何度か、学生とともに、やまびこにおじゃましました。パウンドケーキは、以前もおいしかったのですが、最近はいっそうおいしくなったと感じます。「粋なり」、という粋な名前の新しい高級な商品も登場しました。下請け仕事では新たな作業が入ったようですが、機械を使うときにはやけどをしないように気をつけてください。やまびこには、いま、毎週2人ずつ学生が勉強のためにお世話になっています。

ゴースローにもそのうち学生とともに訪問させてください。「トーフー」のラッパの音は熊本の名物になっていますね(たぶん)。私の地域には土曜日に来られますので、毎週おいしくいただいています。そういえば、きょうされんの機関誌「トモ」の全国版の表紙を飾り、ゴースローはいまや「ヒロシ」とともに露出度では不動の地位を築いていますね。

しかし、地位というと、障害者も、現場の職員も、その社会的な地位は相変わらずです。これは国の政策の問題です。政府は年金等の所得保障の水準を低いままにほったらかしておいて障害者に低賃金で働くことを強いています。しかし、本当に必要なことは生活に足るだけの十分な所得保障に支えられて、自分のペースで安心して楽しく働くことです。もっと年金水準を引き上げ、もっと障害年金を受けられる人たちを増やし、もっと生活保護を受けやすくすれば、安心して働くことができる障害者が増えるはずです。ヨーロッパの福祉国家の政策はどこでもそうなっています。

障害者の家族がいまもなお、物心ともに多くの苦労を背負わされているもの日本の政策が貧困なためです。障害者の生活の保障の責任は、家族ではなく国にある、というのが福祉国家の基本です。日本でも国の責任によって所得保障に加えて住宅と医療・介護の保障を確立することが必要です。

職員の労働条件も厳しいままです。体を壊さないように気をつけてください。福祉現場はどこも同じですので、職場を超えてつながり、職員の地位向上のための運動をつくっていくことの必要性を痛感しています。私もできるかぎり力になりたいと思っています。

長くなりましたが、お互いの仕事と生活のことを語り合いながら、障害者と職員が安心して働き、暮らすことができる社会を目指して、やまびこ福祉会とやまびこ福祉会を支える会が力をあわせていきたいと思います。今日の総会も、その一歩です。どうぞよろしくお願いします。皆さんのご健勝をお祈りして、ごあいさつといたします。

 

☆支える会篠原事務局長

今までもそうでしたが、今年度は特に「やまびこ福祉会を支える」年度になります。と言いますのも、福祉会のすべての事業所が2006年の障害者自立支援法による事業へ移行してからは運営の面では一定安定していましたが、2012年度、2013年度と支援法の持つ本来の事業運営の困難さに直面してき始めたからです。

利用定員への職員配置基準の設定の少なさと日割り給付による不安定な収入が大きく事業運営に困難を及ぼしています。

特に就労継続支援A型であるゴー・スローは雇用契約を結んでいる利用者への賃金確保に苦しんでいます。

事業所の経営や障害者を取り巻く情勢は困難さを増すばかりで、悲壮感が漂っていますが、やまびこ福祉会の職員・利用者はあくまでも明るく、楽しく働こうと思っています。

支える会の活動も「大変そうだから協力しなければ」というものではなく「楽しそうだから加わりたい」と思えるような活動にしていきたいと思います。